着替えをしようと服を脱いだら
あれ?服の背中部分が汗臭い…!?
背中の汗は汗ジミも大きくできてしまうし、自分ではニオイが分かりにくくて困っちゃいますよね。
どもー!『スメ女ですがなにか?』のLena(@Lena_sumenani)です。
汗はどこの部位にかいても恥ずかしいのが女子ってもんです。
そして特に背中は広いので、その汗がにおうと身体全体に汗臭さをまとっている気がして、仕事中もデートも気が気じゃない…
そんなことを悩んでいる20代女性って多いんですよ。
でも、実はそもそも背中には汗腺が多いって知ってました?
しかも、元々背中の汗はにおいにくいんです。
その汗がにおってしまう原因には、なにかと忙しくエネルギッシュな20代女子ならではのものがありました。
とはいえ、汗は身体にとって必要な体温調節という機能を持っています。
そのため「汗をかかないようにする」という安易な対策は、熱中症といった別のトラブルも起こしかねません。
汗腺を鍛えることで、におわない汗を作り出せるのですが、実はその対策はお風呂のお湯に酢を入れるだけ!
毎日のバスタイムでお手軽に始められる汗のニオイ対策、ぜひチェックしてみてくださいね。
20代女子の汗が臭くなる理由
仕事に恋に大忙しの20代女子、実は体臭や汗が臭くなる原因をたくさん持っているんです!
しかも、背中は汗腺が多く油断すると臭くなりやすい場所…
見た目を磨くことばかり気にしていると、いつの間にか背中からおじさん臭のする「オヤジ女子」になっちゃいますよ。
食生活の乱れ
デートや飲み会などに誘われることも多い20代女子。
食生活が味の濃いものやお肉、揚げ物ばかりになっていませんか?
実は、あなたが食べるものが体臭や汗のニオイを左右するんですよ。
肉などのたんぱく質は、分解される途中でアンモニアになります。

また、脂質のとりすぎは皮脂量を増やしてしまいます。
皮脂が多すぎると体臭があぶら臭くなる原因になりますし、便秘がちになって口臭がキツくなることも…
そして、アルコールの摂りすぎも、汗の量を増やす原因になりかねません。
口から入ったアルコールは胃から20%、小腸から80%が吸収され、その大部分が肝臓で処理されます。
肝臓内では、まず、ADH(アルコール脱水素酵素)やMEOS(ミクロゾームエタノール酸化系)により分解され、悪酔いや頭痛、動悸の原因ともなるアセトアルデヒドになります。
さらに、肝臓内のALDH(アルデヒド脱水素酵素)により、酢酸へと分解されます。
この酢酸は血液により全身へめぐり、水と二酸化炭素に分解され、汗や尿、呼気中に含まれて外へ排出されます。
「飲んだ翌日は汗が多い」なんてことはないか、チェックしてみては?
ダイエット頑張りすぎてない?
炭水化物を抜いた食事って、割と女子にメジャーなダイエット方法になっていますよね。
でも、極端に糖質を摂らないと身体がにおいやすくなるんです。
ニオイの正体は『ケトン体』です。
私たちは通常、食事から摂取した糖質を第一のエネルギー源としています。
ところが、糖質制限をするとその糖質が体内で不足します。
すると、身体は蓄えている脂肪を分解してエネルギーに変えていくのです。
この作業は、肝臓を使って行われ、このとき血液中に放出されるのが、『ケトン体』と呼ばれる物質です。
このケトン体が、ツーンとしたすっぱい独特のニオイを放つのです。
糖質の代わりに脂肪を燃やす、糖質制限ダイエット。
糖質制限は、ハードにやればやるほど口臭や体臭がきつくなります。
ダイエット効果が高いのは間違いないのですが、その分汗や体臭が臭くなっては台ナシです。

知らない間に疲れが溜まっている
深夜まで起きていても、多少無理出来ちゃうのが20代。
うーん、正直うらやましいww
でも、自覚がなくても案外疲れは溜まっているもの…
疲れが溜まると肝臓が弱り、疲労物質である乳酸や尿素を汗に含みやすくなります。
これが皮膚の上で雑菌に分解されると、ニオイを発してしまうんですね。
ストレスで汗が増える
ストレスが溜まると、ストレス臭という臭い汗が出ます。
これは、自律神経が弱ってしまうため。
自律神経は汗の分泌量のコントロールに関わっていて、自律神経が弱ると発汗機能もおかしくなってしまうんですよ。
汗を分泌する汗腺は自律神経でコントロールされているため、自律神経のバランスがおかしくなると寝汗をかく原因になります。
このため、自律神経失調が起こるような病気、たとえば不安障害(パニック障害など)、うつ病などが寝汗の原因となります。
不安障害やうつ病では、寝汗以外に不眠、不安感、うつ気分などを伴い、心配や悩み事が関与していることが多いようです。
引用:高知大学医学部附属病院HPより
服にしみこんだ汗がにおっているのかも
背中の汗は乾いているのにニオイがする…という場合には、服がにおっているのかもしれません。
服の吸い取った汗を雑菌がエサに繁殖したり、皮脂が酸化したりする時にニオイを発生させてしまうんです。
しかも、その動きは服の繊維の奥の方で起こるため、ときには「服を洗っても汗臭さが消えない」なんてことも!
関連記事:汗臭い原因は服?外出先ですぐできる対策と取れないニオイの解消法も!
20代から知っておきたい正しい背中の汗対策
背中に限らず汗のニオイ対策は
・汗をかかないようにする制汗
・汗をにおわせないようにする洗浄・殺菌・消臭
・におわない汗や体質を作る代謝抑制
の3つの柱が基本です。
20代までは特に新陳代謝が活発で汗をかきやすいものですが、これが30代になると皮脂のニオイも気にし始めなくてはなりません。
汗も皮脂も基本のケアは変わらないので、今のうちに正しい汗ケアを覚えておきましょうね。
関連記事:首の後ろが汗臭い30代女性が増加中?それ、実はミドル脂臭かも…!
制汗剤は広い範囲に届くスプレータイプがおすすめ
制汗剤とデオドラントを同じと考えている方が多いのですが、制汗剤は「汗を抑制する働きをするもの」、デオドラントは「汗のニオイをおさえるもの」といった違いがあります。
朝のお出かけ前など、汗をかく前には制汗効果の高いアイテムを使うようにしましょう。
背中は手が届きにくいので、全体に成分を広げられるスプレータイプがオススメです。

汗をかいたらすぐにケア
背中に汗をかいたらすぐにきれいにして、ニオイケアをしましょう。
まずは汗の拭き取りですが、殺菌作用の強いデオドラントシートがオススメです。
汗と同時に、雑菌も一緒に拭き取ってしまうんです。
デオドラントシートがない場合には、濡れたタオルやウェットティッシュでも代用できます。
ただし、汗をよく吸いそうだからといって、乾いたタオルを使うのはやめておきましょう。

また、水分を肌表面に載せることになるので、汗の代わりに体温を下げられるのもメリットです。
汗や雑菌を拭き取った後には、消臭効果・殺菌効果の高いデオドラントアイテムを使ってくださいね。
服の消臭もしっかり
背中にかいた汗をしっかりケアしたら、服も消臭しておきましょう。
着替えたり洗濯できたりすればベストですが、出掛け先ではなかなかそれも難しいこと。
雑菌は湿度の高い場所を好むので、服の乾燥を意識しましょう。
消臭スプレーも速乾性があるものがいいですね。
また、汗のニオイが気になる「汗スメ女」は、服のデザインだけじゃなく通気性も考えてコーディネートするといいでしょう。

臭わないカラダづくりはバスタイムがオススメ
汗は元々体温調節のためにかくもの、ですから「汗をかかないように」と考えるのではなく、「汗をにおわせないように」意識することが大切です。
そのためにはバスタイムを充実させるのがベスト。
お風呂でのリラックスは、ストレス解消や乳酸の元となる疲労回復にもつながります。
そして、質のいい汗をかくための汗腺トレーニングもお風呂で出来るんです。
しかもトレーニングといっても、必要なものはお酢だけというお手軽さ!
・43℃くらいの熱めのお湯を、バスタブの1/3くらい張る
・お酢をコップ1杯くらいお湯に入れる
・主にひざ下・ひじ下を15分くらいつける(バスチェアを浴槽の中に置いて座り、前かがみになるとやりやすい)
・湯船に水を足して、36~37℃くらいにして半身浴する。

実は、汗腺を鍛えて普段から多少の汗をかくことに慣れておくと、汗に不要な成分が含まれにくいんです。
そして、お酢を入れることでそのトレーニング効果がアップします。
お酢に含まれるクエン酸は、殺菌作用があるほか肌を弱酸性にしてくれるので、雑菌の繁殖を抑えることが出来るんです。
しかも、血行も良くなるので疲労回復にもグッド!
お風呂を出る前にシャワーを浴びれば、お酢のニオイも気になりませんしね。
毎日運動をするのはちょっと大変ですが、お風呂の時間にそれができるなら続けられると思いませんか?
まとめ
今回は、背中の汗が臭いとお悩みのあなたに向けてお届けしてきました。
元はにおわない汗が臭くなるのには
・肉食生活
・ダイエット
・ストレス
といった、20代女子に多い生活習慣が関係していました。
しかし、むやみに汗を止める対策は「体温調節」という、身体に必要な機能を邪魔してしまいます。
汗をおさえることよりも、におわない汗を作ることを意識して、まずはバスタイムから見直してみましょう!
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