汗をかきやすい時期になると、ほんと腕を上げたくないですよね。
電車のつり革につかまろうとしたら服の脇に汗ジミが…
恥ずかしい~!!
女性なら誰もが一度は「ワキ、におっていないかな…」とドキドキしたことがあるでしょう。
それなのに、その悩みはなかなか人には言えない…つらいものです。
どもども、Lenaでーす☆
脇汗ってニオイがきついと「わきがかも…」って心配になっちゃいますよね。
だから余計に「あたしってさー、ワキにおってるかなー?」なんて気軽に聞けず一人で抱え込んでしまいがち。
あたしも以前は、脇汗が出るたび「自分はわきがなんじゃないか」って不安でした。
でも実は、脇汗がにおうこととわきがって必ずしもイコールではなかったんです!
今回は、多くの女性が神経質になっちゃう、脇汗のニオイの原因やわきがとの違いについて調べてみました。
アンケートで多くの口コミがあった脇汗対策のオススメアイテムも紹介していきますね。
脇汗のニオイに悩んでる女性は多い
『スメ女ですがなにか?』が20代~50代女性に行ったアンケートによると、脇汗のニオイが気になっている方は8割以上にものぼりました。
仕事中や電車の中など、人との距離が近づくときに脇汗が臭っていないか気になるみたい。
タイミングとしても、スポーツのときみたいに「汗をかこう!」と思ってかいている汗じゃないから、余計にうんざりしちゃうんですよね。
脇汗をかいて服に汗ジミが出来るのはもちろん恥ずかしいけど、それが臭ってるかもしれないなんて「イイ大人女子」にとってつらすぎる。
そもそも、日本人は元々体臭が少ないといわれています。
だからこそ自分から発せられるニオイに敏感になっちゃうのかもしれませんね。
脇汗はなぜにおうの?
脇汗が恥ずかしいと思うのは、「汗=臭い」というイメージがあるためではないでしょうか。
本来汗は無臭なものがほとんどなのですが、残念ながら脇という箇所はとてもニオイが出やすい場所なんです。
汗が出る汗腺には2種類あって
・特定の部分にだけあるアポクリン腺
・全身にあるエクリン腺
このうち、アポクリン腺は別名『フェロモン腺』とも呼ばれ、デリケートゾーンや耳元、脇の下に多く分布しています。
そして、その成分にはアンモニア、鉄分、タンパク質、脂質、糖質が含まれていて、分解されたときにニオイを発しやすいんだそう。
アポクリン腺から出る汗には、たんぱく質や脂質、糖などが含まれています。
これらの成分のうち、脂質が、皮膚の表面に住み着いている細菌によって分解されると、独特なにおいのもととなる物質(低級脂肪酸)がつくられるのです。
引用元:名古屋第二赤十字病院
たしかにフェロモンって聞くと「匂わせてナンボ」みたいなイメージあるわー。
一方、エクリン腺から出る汗は成分のほとんどが水分なので、サラッとしたニオイのない汗になります。
スポーツをしてかく汗はこのタイプで、たくさんかいたからといって絶対に臭いってワケじゃないですよね。
でも、脇は肌同士が密着しやすいので汗がなかなか蒸発せず、雑菌のエサになりやすい場所。
その雑菌が、汗と皮脂を分解するときにニオイ物質を作り出しているため、元はニオイのしない汗でもツーンと汗臭くなってしまうんです。
また、脇毛が生えていれば汗がまとわりつきやすく、これまた雑菌にとって繁殖しやすい環境になっちゃうワケですね。
脇汗が多いのとわきがって違うの?
『スメ女ですがなにか?』の行ったアンケートで、脇汗が多いとわきがなんじゃないかと思ってしまう女性は実に6割以上!
でも実は、脇汗が多い人がみんなわきがってワケじゃなかったんです。
脇にあるアポクリン腺から出る汗が、独特のニオイを作り出すことはさっきお話したとおりですが、人によってはそのニオイが強い場合もあり、それをわきがと呼ぶんです。
アポクリン腺は誰しもが持っていますが、その数は急に増えたり減ったりはしません。
わきがになりやすいのは、アポクリン腺の数が多かったり大きかったりして、その働きが活発な人。
つまり、アポクリン腺からの汗の分泌量が多い人です。
必ずしも脇汗の多い人がわきがとは限らないのですが、分泌している汗腺によってはわきがの可能性もあるってことですね。
今回は、カンタンなわきがチェックリストを用意してみたので、一度セルフチェックしてみてください。
服に黄色い汗ジミができる
耳アカが湿っている
脇毛に白っぽい粉がつく
脂っこいもの・肉中心の食生活
スポーツをして汗をかく機会が少ない
いかがでしたか?
半分以上あてはまったという方はわきがの可能性があります。
たとえば、耳アカが湿っているのは耳の中のアポクリン腺が多いためかもしれません。
耳に多い=脇のアポクリン腺も多いというのはよくあることです。
また、お肉や脂っこいものが中心の食生活は、アポクリン腺からの汗に含まれるタンパク質の量が増えてしまうので、ニオイの元になりやすいです。
しかし多く当てはまった場合でもわきがと決めつけず、と一人でかかえこんでしまう前に一度美容皮膚科を訪れて診断してもらうことをオススメします!
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口コミの多いデオドラントアイテムを紹介
脇汗のニオイに悩む女性は、そのほとんどが何らかの対策をとっていました。
いや、逆に対策してない人って「なんで?」って感じですけど。
様々な対策を取っている中で多いのが、やはりデオドラントアイテムを使うこと。
「汗をかかないように(におわないように)事前対策する派」
「かいた汗をにおわないように対処する派」
に分かれていましたが、今回は汗をかく前にやる脇汗対策アイテムで、口コミやアンケートの中で使用者の多いものをご紹介したいと思います。
パースピレックス ロールオン
医療先進国であるデンマークのメーカー販売の制汗剤で、汗そのものをおさえる効果が期待できます。
オリジナルとストロング、そして敏感肌用のコンフォートの3タイプが出ていて、多汗症やわきがに悩む女性の口コミ評価が高いです。
ただ、人によっては使用感がピリピリするということもあるので、敏感肌用でも使用量には十分注意したいところです。
デオクリスタル
スイスで作られた無香料・無着色のデオドラントアイテム。
1日1回水かぬるま湯で湿らせて汗・ニオイの気になる部分に塗るだけのお手軽さで、出かける前につけている人が多かったです。
原料は、アルム石というミョウバンが結晶化されたもの。
ミョウバンは、汗をおさえたり雑菌の繁殖を抑えるといわれますし、他に添加物も入っていないので存分にその効果を発揮できるってワケですね!
石のようなディスクタイプと、塗りやすいスティックタイプの2種類がありますよ。
そういえば、ハイジってアルムの村に住んでたよね。そのアルムかな。
脇汗のニオイは普段の生活からも対策していくべき
デオドラントアイテムで汗やニオイを効果的に抑えることができますが、体温調整や老廃物を排出するために必要な汗もあります。
「汗が臭い」と思うのであれば、汗そのものがにおわないよう普段の生活でも心がけていくことが大切です。
汗脇パッド
服の脇部分につく汗ジミってホント恥ずかしいですよね。
しかも繊維の奥に染み込んだ汗がニオイの元になりやすいのですが、洗濯したってなかなか取れるものではありません。
出先だったらすぐに着替えるのも難しいですし。
脇汗をにおわせないためには、服に汗を吸わせないようにも気をつけたいところ。
脇用の汗取りパッドには抗菌成分の含まれたものもあり、汗を吸収したそばから雑菌の繁殖をおさえてくれるんですよ。
脇を清潔にする
脇は通気性が悪くなりがちな場所で、ニオイがこもってしまいます。
雑菌の繁殖をおさえるために、こまめに汗を拭き取りましょう。
また、汗がまとわりつきやすい脇毛の処理も怠ってはいけません。
脇毛がないと汗もたまりにくくなり、清潔さをキープしやすいはずです。
汗をかく習慣を心がける
普段から汗をかく習慣がある人は、老廃物をマメに体の外に出せているので汗がにおいにくいものです。
一方「汗のニオイが気になるから…」と汗をあまりかかないようにしていると老廃物は溜まりやすくなり、汗をかいたときに一気に排出されるためニオイが強くなってしまうんです。
忙しくてなかなか運動するのは難しいかもしれませんが、シャワーで済ませずお風呂にきちんと浸かるだけでも汗をかくことはできます。
それに、体が温まって毛穴が広がることで、ニオイの元になるタンパク質や皮脂をきちんと落とせるので、効率よくできる汗のニオイ対策といえるでしょう。
お風呂は毎日のことですから、手軽に始めやすいのでやってみてくださいね!
食生活を整える
現代の食生活は欧米化していて、汗をかきやすい原因ともいわれています。
特に、乳製品やお肉といった脂肪分の多い食事は体温を上げやすいので汗かきに繋がりますし、中性脂肪が体の中で酸化するとニオイの原因になります。
また、辛いものや食べ物のニオイ自体がキツイもの(にんにくやニラなど)も、発汗を促してしまいます。
発汗や汗のニオイをおさえるには、緑黄色野菜や果物といった抗酸化作用のある食べ物、植物性タンパク質である大豆を使った料理がおすすめです。
元々日本人は体臭が少なかったことを考えると、昔から食べられてきた日本食は体臭対策として一役買っていた可能性は大きいですからね。
ただ、急に食生活を変えるのはストレスになってしまいますから、「お肉の量を控えたり野菜を多めに取るようにする」くらいの意識から始めてみるのがいいでしょう。
まとめ
脇汗やそのニオイは多くの女性の悩みであり、なかなか人に相談できないことでもあります。
しかし、脇はにおいやすい箇所であること、ニオイのしやすい汗が出ることがお分かりいただけたでしょう。
汗の量やニオイの強さには個人差がありますが、正しく対策すればどちらも減らしていけるものでした。
それでもなかなかニオイが改善しないなぁという場合には、抱え込んだり気にしすぎると余計にニオイが強くなるものです。
わきが体質でも治療法はありますから、悩むくらいなら早めにお医者さんにかかることをおすすめします。
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