・好きな彼とキスするのが怖い
・大きな口で笑いたくない
・どんなにおしゃれをしてもマスクが手放せない
口臭が気になると、普段の生活でも色々なことが楽しめないですよね。
どうも、『スメ女ですがなにか?』のLenaです。
ニオイに関する悩みの中でも、口臭は特にエチケットとして多くの人が気にしてきました。
最近では口臭を検査・治療してくれる専門外来も増え、「口臭で悩んだら病院へ」という考えも広がってきています。
でも、病院での口臭治療ってちょっと抵抗ありますよね。
みんな自分が口臭に悩んでることを話したがらないから、情報が入ってこないんだと思います。
実は、口臭は病気じゃないので保険がきかないんですが、それを知っている方も少ないんじゃないでしょうか。
そこで今回は、口臭で病院に行くことを考えているあなたにお届け。
病院ではどうやって口臭を検査するのか
検査の費用はどのくらいなのか
をご紹介していきます。
また、保険がきかないといわれる口臭治療の費用を安く抑えるコツも、ぜひチェックしてみてくださいね!
口臭治療の基本は原因を知ること
口臭治療はまず「あなたの口臭は何が原因なのか」を調べます。
原因がはっきりしないと、それに合わせた治療ができないんですよね。
口臭は原因別で、主に2つあります。
・生理的口臭
・病的口臭
それぞれみていきましょう。
生理的口臭
誰にでもある口臭のこと。
主に口の中に細菌が増えるのが原因で、起床直後や空腹時に起こりやすい口臭です。

そして、食後に食べたものが原因で起こる口臭もこちらになります。
この場合は一時的であることがほとんどですが、腸に吸収された成分が吐く息に混ざり、翌日までニオイが続くこともあります。
病的口臭
口の中や全身の色々な箇所に、何らかの病気があることで起こる口臭です。
たとえば、口の中なら重度の虫歯や歯周病、ドライマウスなどがその原因になります。
そして口腔以外でいえば、喉や鼻、胃腸や呼吸器官の病気が口臭につながっていくんです。

また、ストレスや疲れなど精神的な負担が原因の口臭もこれに当てはまります。
緊張したときに口の中が乾いてしまうことはありませんか?
そういったときにもだ液が少なくなって、口がにおいやすくなるんですよ。
口臭なしといわれることもある
病院で口臭検査を受けて、明らかな口臭があると認められたものを「真性口臭症」といいます。


その通りよ。
生理的口臭でも、程度によっては病院での治療が必要なの。
そして反対に、自分では口臭があると思っていても「口臭なし」と診断される場合もあるわ。
検査の結果、第三者が不快に思うような口臭が認められなかった場合を「仮性口臭症」といいます。
仮性口臭症は、再検査やカウンセリング次第では「口臭恐怖症」と診断される場合もあるようです。
・口臭とは,本人または第三者が不快と感じる呼気の総称である。真性口臭症,仮性口臭症,口臭恐怖症に分類できる。
・真性口臭症は,社会的容認限度を超える明らかに口臭が認められる生理的口臭と,何らかの疾患が原因で発生する病的口臭に分類される。
・仮性口臭症とは,患者は口臭を訴えるが社会的容認限度を超える口臭は認めないものを言う。
・口臭恐怖症は真性口臭症,仮性口臭症に対する治療では訴えの改善は期待できず心理精神的治療が必要なものを言う。いずれの場合も客観的口臭の有無にかかわらず,口臭について病的に悩む病態を口臭症と言う。
引用:日本医事新報社「口臭症」
病院での口臭検査はどんなことをするの?
最近では口臭問題もずいぶんメジャーになってきたので、多くの歯科で口臭外来を設けています。
病院によってどこまで詳しく調べてくれるかは差があるようですが、口臭の診断は主に次のような流れで行われます。
1.カウンセリング・問診
まずは、医師にあなたの口臭について話をします。
どういったときににおうのか、誰かに指摘されたことがあるのか、など具体的な状況についてしっかりと伝えましょう。
その時点で分かることがあれば教えてもらえますし、口臭治療について不安なことがあれば聞いてみるのもいいですね。
2.口臭検査
病院によっては
「検査当日の朝ごはんは食べないでください」
「前日に口臭を強くするもの(アルコールやたばこなども)は口にしないでください」
といった指示をされ、口臭の原因を分かりやすくして検査する場合もあります。
検査内容には次のような種類があります。
ただし、病院によって測定器での検査のみという場合や、すべて行うケースなど様々です。
使う機器は病院によって異なりますが、数値化することで客観的に口臭の有無が判断できるため、多くの病院が専用機器を使っています。
3.診断
検査結果についての説明や、口臭があるかどうかの診断を聞きます。
それぞれの原因別に対処法をアドバイスしてもらえたり、状況に応じて治療の計画をすることになります。
あなたの口臭が口腔原因でない場合は、その原因に関連した診療科や内科への紹介をお願いしましょう。
一方、「口臭なし」と診断されたもののあなたが納得できなかった場合。
つまり「仮性口臭症」と診断された場合には、条件を変えての再検査もしてもらえます。

「口臭恐怖症」の場合には、カウンセリングや心療内科への紹介をお願いすることになります。
口臭治療は保険がきかない?費用を安くするコツ
口臭の治療は自由診療、つまり保険がききません。
そもそも検査自体が自由診療なので、初診で診断してもらうだけでもおよそ2万円~4万円かかるんです。


口臭検査や治療の費用を少しでも安く抑えるコツは、まず一般的な歯医者さんで歯科検診を受けることです。
口臭の原因の中で、最も可能性が高いのがお口のトラブル。
虫歯や歯周病、歯垢や歯の詰め物やかぶせた金属の劣化など…本当にたくさんの可能性があるわけですが、それを見つけて治療するのは、一般歯科の歯科検診でもできます。
そして、歯科検診は保険がききます。

まず歯科検診をして、トラブルがあれば治療。
それでも原因が分からなかったり改善しなかったりすれば、そのとき改めて口臭外来での検査を考えればいいと思います。
口臭の専門外来でも、病院によっては初回の問診は無料だったり、かんたんな口臭検査であれば安くやってくれたりするところもあるんですよ。
まとめ
自己判断での口臭ケアは、原因によっては悪化させてしまう可能性もあります。
なかなか改善しないことがストレスになって、それがまた口臭を強くしてしまうかもしれません。
病院でその原因をしっかりと調べて治療をすることは、口臭改善の近道だと思います。
確かに口臭治療は安くはありません。
でも、口臭に悩み続けているこの時間を、もっとあなたのために使えるようになることを考えたら…
まずは歯医者に行くことから始めてみてもいいんじゃないでしょうか。
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